本音ブログ初日|お客様のコストを守りたい①ー業界25年の本音
建築業界25年。ずっと抱いていた事。
業界25年、創業して11年となりました。
今思えばこの業界での今日まで、いい思い出よりも、難しさや悔しさ、理不尽への不満も未熟さゆえの挫折の方が思い出深いなと思います。
ちょっとそう言った今だから言える本音をこのブログでは、伝えていきたいと思います。
宜しくお願い致します。
建築業界25年。本音ブログ。
一発目の一言行きます!
この業界に長くいて言ってはならない、けど一番言いたい事。
それは、
これからは、
「家は建てるべき時代じゃない」
と言いたい。
とうとう言ってしまった。
けど実際そうなんです。
経済的にも、老後としても、ゆとりとしても。
ましてや原材料も上がっていく中、今こそ言いたい事なのです。
過去、小泉元首相も言っていました。
「日本人は家で一生が終っていく。」と。
これに限る!とだけ言っておきたいです。
なぜ、コンセプトに「お金をかけない、手入れをかけない庭作り」と打ち出しているのか、
そこに全ての想いが詰まっているのです
家を建てるべきじゃない理由
理由①:維持費
理由②:ローン年数
理由③:老後資金
理由④:最終価値
これが私が業界にいながらも思う、聞いてきた事、見てきた事です。
建築業界でおりながら「家を建てないでください」なんて言ってはいけない事
でも本音なのです。
理由①:維持費問題
私は住宅建材メーカーで在籍経験があり、全ての商材を販売してきました。
一言、永続的な商品はない。という事。
メーカーも成長過程で商品の見直し、改良を重ねて今がある。
だから未成熟な製品だって一度世に出る。
そういう観点からも一生ものはない。
また、商品の保証期間は平均約10年、電気関連の商品は約1年の物がほとんどです。
なので10年~15年で、そもそもリフォームが必要となってくるのです。
・外壁、屋根、板金関係の劣化→ 塗装 100~150万
・バスルーム劣化&脱衣所カビだらけ→ 改修150~200万
・キッチン変えたい&床の劣化 → 改修150万~200万
・エコキュート、給湯器系故障 → 新設50万~80万
・トイレ水漏れ等故障 → 改修15~30万
・庭雑草対策 → 50~100万
と10年住んで慣れた頃、子供の大学費用とニアミスで修繕工事。
住んでいただけで必要になる修繕工事。
10年~15年で単純総額500万以上
築30年以上の2周目で1,000万級
一体いつお金が貯まるのでしょうか・・・。
理由②ローン年数
これは所得に応じている前提ですが、若くして家を建てる人はフルローン、すなわち35年ローンの方って
かなり多いと思います。
そんな私も29才で新築を建て、今は売却していますが、フルローンでした。
私の場合は38坪、仲のいい建築屋さんに建ててもらいました。
当時はまだ今と違って安かったにしても
2,100万円の35年ローン。毎月の支払66,000円ほど。
・年間ローン払い 80万
・年間固定資産税 約2.6万仮定(記憶なし)
・3ヵ月ごとの浄化槽汲み取り 16,000円×4回=6.4万円
年間支払い計 約90万円
当時は年収も低かった20代、住む為に年間約100万ほど。
賃貸だと家賃(駐車場代)だけでいいのです。
でもやっぱり新築に住みたいっていう想いが強いものですよね
ちゃんとわかった上で「今」必要な新築を求めた方がいいなと思います。
③老後資金についても、④最終的にその建物の価値は0になってしまう事。
いつまで経っても売れずに残ってしまうリスクがあると言う事も含めて計画して欲しいなと
思います。
憧れの新築。その建てたい想いは価値観でも違ってきますよね。
私個人は離婚問題で別れた後、
養育費とローンを支払ってました。
私名義、で自分が住んでいない家に払うって事も結構後々面倒になったので、
そんな場合の「名義変更」の重要性も体験して思います。
家も、物も、愛も一生続くものはない(´;ω;`)
のかもしれませんあしからず。本音ブログでした。